『無限航路』

宇宙を題材にしたRPGです。ハードな世界観の中で、アウトローな立場に立った主人公が、巨大な帝国や、世界の謎に挑戦していく内容になっています。

全体的なシビアな展開が続く作品で、キャプテンハーロックなどの松本作品に、銀河英雄伝説などの田中作品を足したような雰囲気です。

総括的にレビューをしてみますと。

・戦艦のカスタマイズがとにかく楽しい。基本的に万能戦艦は存在しないので、欠点と長所を見比べながら、お財布とも相談しつつ、戦艦を造っていくことになる。

・シンプルなシステムながら戦術が実に楽しい。特に序盤から中盤にかけては、ザコでも油断すると粉々にされるので、緊張感が素晴らしい。ボス戦の緊張感はそれを遙かに上回る。一部のボスは泣きたくなるほど強い。

・キャラゲーではなく、シナリオ重視の作品となっている。しかしキャラクターがおざなりというわけではなく、みなとても人間くさい好感の持てる人物達になっている。

・SF的な考察もかなり良くできている。太陽系の将来が、SFの知識があるととても面白い姿になっていたのは好感触。SF好きにはにやりとさせられる演出もまた多い。

ざっとまとめるとこんな感じです。

最近プレイしたゲームの中では屈指の出来。とにかくやりこみがいも戦術の練りがいもある作品で、キャラクターを育て上げるのもまた楽しい。シナリオもよく考えられていて、年齢層の高いゲーマーも楽しめることかと思います。

ちなみにラスボスは全長30000メートルという規格外のサイズ。白色彗星帝国母艦と戦わせたらどうなるか楽しみなところでしたが、この作品のラスボスにしてはたいした実力でもなく、比較的簡単にしとめることが出来ました。ただ連戦で味方の疲弊が酷く、それでちと冷や冷やはさせられましたが。